2024AW Collection Vol.3
「2024AW Collection Vol.3」 2024AW第三弾、#500 ALBERSの新色Dark Brownです。 新定番色となるDark Brown。革はヨーロッパ産のボックスカーフを使用しています。しなやかでキメが細かく、落ち着いた光沢が特徴です。 新色をリリースするにあたり、さまざまな案を考えました。ネイビーやボルドー、タンブラウン、そしてスエード。今のORIENTALのスタンスに合う定番色とは何なのか、サンプルを作成しながら検討を重ねました。結局辿り着いたのがこのダークブラウン。これまでクラシカルなシューズのブラウンといえば、バーニッシュカーフをアンティークフィニッシュするのがORIENTAL的王道のブラウン と、うっすら考えてきたのですが、クラシカルなシューズをクラシックに縛らないという考えのもと、やはりボックスカーフの濃茶が良いだろう、と。でも色味が重くなりすぎるとブラックとあまり変わらない。このダークブラウンは少し赤みのあるチョコレート系の色なので、合わせやすくもあり、重くなりすぎないちょうど良い塩梅だと思いました。アニリンカーフらしいパリっとした表情がモダンな雰囲気です。 トラディショナルな顔つきのALBERSですが、このダークブラウンなら枠に囚われず幅広く履いていただけるはずです。クラシックな装いは勿論、よりデイリーでラフなスタイリングにもマッチすると思います。コットン地の洋服は勿論、スポーティーかつモダンなアイテムと合わせてもおもしろそうです。 今後もシーズン限定カラーなど新しいカラーが登場すると思います。改めてALBERSを多くの皆様に楽しいんでいただけたら嬉しいです。 #500 ALBERSFG-3500Dark Brown Box Calf¥62,000 +tax
2024AW Collection Vol.2
「2024AW Collection Vol.2」 2024AW新作第2弾、#012 Plain toeの新しいプロダクトを3点ご紹介します。 #Guidi Blackイタリア・Guidi & Rosellini(グィディ&ロゼリーニ)社のVitello Fiore(ヴィテッロ・フィオーレ)という革を採用しました。Guidiはシューズブランドとしても有名ですが、上質な革を作るタンナーとしても歴史があります。Vitello Fioreは、少しコシがあり、ラフでマットな表情をしていますが、フルベジタブルタンニンなめしでオイルを浸透させていますので、履くとすぐに柔らかさが出てきます。また履き込んだ際の艶増しは非常に美しいです。ちなみにGuidiの代表的な革の一つです。 カーフ(子牛)ですので肌目が細かく繊細な質感がありますが、オイルレザーとしてのカジュアルでしっとりした質感もある面白いレザーです。 このレザーは、原皮の傷やトラ(皮膚のシワの跡)・血筋(血管の跡)が残ったナチュラルな仕上げをしています。均一で傷や粗のない革ではありませんので、使用するパーツによってはシボや血筋、トラがあったりします。 個体差はありますが、そういった箇所を使った靴として制作しております。それでも、履き込んでいくことでツヤ感が増していく良い革ですので、一見デメリットに見える部分も、この革の性質として受け入れていただきたいと考えます。 通常の#012 Plain toeとは異なり、コバカラーは黒、シューレースはコットンの平ヒモを採用しました。よりシックでミリタリーな印象に。 ソールはシングルのレザーソール、ヒールはORIENTALオリジナルヒールです。 #012‘‘plain toe derby‘‘FG-3020Oiled calf / Guidi black¥62,000 +Tax ※2024年10月11日発売 #Cordovan...
2024AW Collection Vol.1
「2024AW Collection Vol.1」 2024AW新作第1弾、#3120 cap toe derby です。 久々となるTraditional Dressの新型。ドレスラストの#7965を採用しました。オーセンティックなフォルムと日本人の足型特徴を捉えたフィッティングを目指した設計となっています。 このモデルに合うように、アッパーにはヨーロッパ産のボックスカーフを採用しました。しなやかでキメが細かく、落ち着いた光沢感が特徴です。 一見、オーソドックスな外羽根シューズですが、キャップ部と羽根部分はトリプルステッチに。細部に少しのフックを入れ込むことで、表情のあるドレスダービーシューズにしました。エレガントなシルエットの中に、ミリタリーやカントリーのエッセンスがミックスされ、より楽しくなるはずです。 今Traditional Dressは新しいものを試作しています。私たちが意識しているのは、オーソドックスなデザインにほんの少しスパイスやエッジを効かせること。尖りすぎず、でも多様な楽しみ方ができる靴がORIENTALらしさだと考えています。 #3120‘‘cap toe derby‘‘FG-3120Black Box Calf¥62,000 +Tax...
2024SS Collection Vol.3
2024SS Collectionの新作第3弾、#003 Gurkha sandalです。 #003 Gurkha sandal ORIENTALでは初となるサンダルモデルです。 アッパーにはイタリア産のソフトレザーを採用しました。 程よい柔らかさと、控えめな光沢が特徴。 革を決める際、型押しやシュリンク、スエードを候補に挙げましたが、 最もニュートラルな印象のスムースレザーに。 クリーンになりすぎないように艶感は抑えました。 インソールには同じくイタリア産のスエードを採用しました。 マスタードカラーを選び、全体の中のアクセントに。 裸足で履いてもスエードの起毛がソフトタッチ。 ラストはヨーロピアンスタイルを踏襲したローファーラスト、#1001。 レザーソールのセメント製法で、ハーフラバーを標準装備しています。 FRED2と同じようなソール仕様です。 サイズ展開は5.0(23.0)~9.0(27.0)。 甲が高い方は、普段のサイズより1サイズ大きめが推奨です。 グルカシューズ自体は、通気性の優れた革靴で、イギリス軍によりネパールで編成されたグルカ兵が履いていたことに由来しますが、 ORIENTALでは、革靴寄りの”グルカシューズ”ではなく、”グルカサンダル”にするため、サンダルとしての機能を重視しました。 サンダル感覚で履くことができるグルカサンダルになっていますので、是非一度履いてみて下さい。 #003 Gurkha...
2024SS Collection Vol.2
「2024SS Collection Vol.2」 2024SS Collectionの新作第2弾、#500 ALBERS unlined Limited、#500 ALBERS Limitedです。 #500 ALBERS unlined Limited ALBERS unlinedの限定カラー。 同じフランス産のシュリンクレザーのGoldを採用しました。 厚みと柔らかさがあり、アンラインド仕様に最適。 この革は元々革小物やバッグに多く採用されているものですが、マットな質感と品の良いシボ感が特徴です。 より幅広いスタイリングへの落とし込みを意識して選びました。 US5.5(23.5)から8.0(26.0)までの各1足ずつ、6足限定販売となります。 春夏シーズンの足元を意識した、華やかで軽快な印象のあるGold。 あえて艶感は出さず、ラフに履いていただけることを考えました。 ...
2024SS Collection Vol.1
「2024SS Collection Vol.1」 2024SS Collectionの新作第一弾、#500 ALBERS unlined、#3300 JOSEPH2です。 #500 ALBERS unlined 以前から展開してきたALBERS unlinedのリニューアルモデル。 革はフランス産のシュリンクレザーを採用しました。 厚みと柔らかさのあり、アンラインド仕様に最適。 以前は野性的な表情で、程よいコシ感のあるシュリンクレザーを使用していました。 この革は元々革小物やバッグに多く採用されているものです。マットな質感と品の良いモダンな雰囲気が特徴です。 クラシカルなアイテムをよりモダンなスタイリングへ落とし込めるようにしました。 このリニューアルで新たにウィメンズサイズを展開。 US3.0(22.0㎝)からご用意しております。 ユニセックスモデルとして多くの皆様にお選びいただけると嬉しいです。 今回はレギュラーカラーの #Black を発売しました。シーズン限定カラーの #Gold は5月中旬の発売予定しております。 #Blackは定番としてユニセックスで展開します。 #Goldは2024SSシーズンカラーとしてメンズ6足限定販売となります。...
24SS Limited Model Release !!
「24SS Limited Model Release!!」 先日オンラインストア、ファクトリーショップにて今シーズンの限定モデルをリリース致しました。 モデルはBYRON2とARAN2。 どちらも12足限定となります。 このモデルにはインポートのグレインカーフを採用。 今後日本への流通がなくなるのではと噂をされている希少な革です。 弊社に少しだけ在庫している分を惜しげもなく使用しました。 ゴツゴツとしたラフな表情の型押しが特徴で、ARAN2、BYRON2のボリューム感にマッチ。 程よい光沢があり、足当たりが柔らかい革です。 BYRON2はこの企画に合わせて、ソールをオリジナルソールからコマンドソールに変更。 より革の持つ雰囲気へのマッチングを意識しました。 2モデルとも通常仕様とは異なる、ラフでカジュアルな雰囲気に仕上がりました。 カントリーテイストなスタイリングにはバッチリ、カジュアルダウンスタイルのアクセントとしてもおもしろいと思います。 私たちがいつも主張している、「履くことが楽しい靴」を表現できたと考えています。 こちらはオンラインストアとファクトリーショップのみでの販売となります。 各お取扱店舗様での販売はございませんのでご注意下さい。 また、12足限定販売となり、販売終了後の再販はございません。 ご質問等ございましたらメールまたはチャットでお問い合わせ下さいませ。 ...
「2023AW Collection vol.3」
2023AW Collectionの第3弾、#510 “Rugged moccasin“、#710 “Moccasin boot”です。 808ラストの新たな魅力を模索した意欲作。存在感のある手縫いモカシンにフォーカスし、ローファーとショートブーツの2モデルをご用意しました。 アッパーにはオイルドレザーを採用。艶を抑えたマットな質感と厚みが重厚感のある雰囲気に仕上がりました。アンラインド仕様なので足当たりも心地良く、軽快な履き心地に。見た目と履き心地の良い意味でのギャップが魅力です。 ソールはVibramのトレントソールを採用しました。フカっとした履き心地にする為に、ミッドソールにはEVA素材を。凹凸のはっきりしたデザインのボリューム感のあるソールながら、セメント製法を採用することでスッキリとした印象に。ネーミングの通りラギッドなスタイリングから、モード寄りなスタリングまでユーザーによってジャンル感が定義できる余白を意識しています。 フォルム、表情、仕様、雰囲気。ORIENTALらしいバランス感と魅力を表現できたと思っています。「何か良い感じ」そんな抽象的なものでも良いんです。私たちが願うことは、こういうモデルをよりたくさんの皆様に履いていただけることです。 #510“Rugged moccasin”FG-0510Black Oiled Leather52,000 +tax #710“Moccasin boot”FG-0710Black Oiled Leather54,000 +tax
「2023AW Collection vol.2」
2023AW Collectionの第2弾、#310 “Buckle slipon”です。 新シリーズの新たなバリエーションとして生み出したモデル。ドレッシーなシングルモンクシューズのデザインを#808ラストに乗せました。程よいボリューム感とシャープなシルエットにより、中庸的な雰囲気でさまざまなスタイリングと相性の良いバランスに。 サイズはUS3.5(22.4)~9.5(27.5)、ユニセックスで展開。女性の方にも提案したい1足です。 アッパーにはソフトカーフを採用。艶を抑えたマットな質感とシュリンクの表情が、ラフなスタイリングの足元には勿論、綺麗めなスタイリングのアクセントとしてもマッチするはずです。柔らかい革なので足当たりも心地良く。女性の方にも履きやすい靴を意識しています。ソールはレザーソール、ヒールはQUABARGを採用。ライトブラウンのエッジカラーとソールカラーがこのシリーズのデフォルトです。あえてムラ感を出した仕上がりにしています。 このモデルはこれからのORIENTALの新たな指標となってくれる存在だと考えています。今の私たちの理念を表現しつつ、性別関係なく楽しんでもらえる靴になるはずです。今後もそんな靴を作っていけるように私たちは日々試行錯誤を続けていきます #310“Buckle slipon”FG-3310Black Soft Calf57,000 +tax
「2023AW Collection vol.1」
2023AW Collectionの第一弾#8000 “2eyelet derby”です。 ORIENTALとして新たなアプローチを意識して構築した、実験的な1足。ラストは#7950を採用しました。1950年代の靴をイメージした大振りなスクエアトゥ、良い意味で鈍臭いフォルムにトラディショナルな2アイレットプレーントゥのデザインを。 一見クラシックなドレスシューズですが、ラストのフォルム、すとんと落とした羽根のパターンと相まってモダンな雰囲気に仕上がっています。 アッパーにはボックスカーフを採用。エイジングを楽しんでもらえること、そして程よい品の良さを表現する為にこの革を選びました。滑らかな質感とキメの細かさ、強すぎないやや控えめな艶感が特徴です。 ソールはレザーソール、ダブルソール仕様。あえてダブルソール仕様にすることでボリューム感を出し、ドレスユース以外の楽しみ方を意識しています。こういったドレス寄りなモデルにダブル仕様は初めての試み。試作を重ね、単なるプレーントゥシューズではなく、今のORIENTALが考えるドレスシューズのカタチを表現しました。 クラシックでもあり、モードでもあり、それでいてラフな雰囲気もある。ジーンズや化繊パンツと合わせてもおもしろいかもしれません。いろんな履き方を楽しんでみて下さい。 #8000“2eyelet derby”STG-8000Black Box Calf63,000 +tax
「8300 MAYFAIR」
バックルローファーの#8300 MAYFAIR。新7950ラストを使用したリニューアルモデルをリリースします。 1950年代の靴をイメージした大振りなスクエアトゥ、良い意味で鈍臭いフォルムにバックルローファーというモダンなアッパーデザインを組み合わせた、ORIENTALらしいバランス感のモデルです。 クラシックでもあり、モードでもあり、それでいてラフな雰囲気もある。 どんな遊び方をしてもいろいろな表情が出てくるこのモデルは、まさに私たちの考え方に沿った存在なのです。 7950ラストはそのフォルムと攻めたフィッティングから一定の評価を得ることができましたが、より多くの方にこのラストを履いていただきたいという想いから、リニューアルを決断しました。 攻めた数値設定の考え方はそのままに、更なる足入れの気持ち良さを追求し、ボールガース・インステップガースの数値、また底面の設計を変更しました。 生まれ変わった7950ラストは旧7950ラストを履かれている方にも、新たに選んでいただく方にも心地良く履いていただけるはずです。 履き方によって全く違う靴に見えるのがこのラストの特徴。 #8500 Butterflyもそうだと思います。 どんなジャンルの靴にでもなれるのがおもしろさだと考えています。 今後7950ラストの新モデルをリリースしていきます。 さまざまな表情や雰囲気を表現できるこのラストが皆様の新たな選択肢となれるように。 多くの皆様のスタイルに溶け込むような靴をこれからも日々考えていきます。
「FREDのすゝめ」
23SSシーズンにリニューアルした、#001 Unlined plain toe (FRED)。私たちが今イチオシしたいモデルです。 旧モデルよりアッパーレザーを変更しました。光沢感のあるグレインレザーから、やや光沢を控えたシュリンクレザーにアップデートしよりデイリーユースしやすく、スタイリングに馴染む雰囲気に。 アンラインド仕様はそのままに、履き皺で不格好になりがちだったトゥ部分には芯材を入れてフォルムを維持しています。また気軽に履いてもらえることを考えて、ソールにはデフォルトでハーフラバーソールを装着。主張しすぎないように無地柄のものを選んでいます。 実は旧モデルには女性ユーザーからのご要望をたくさん頂戴しており、リニューアルモデルはユニセックスでウィメンズサイズも展開しました。 ORIENTALのラインナップの中では少し異質な存在ですが、リラックスした履き心地とシンプルなホールカットデザインは私たちのフィロソフィーを表現しています。 フレンチな着こなしでラフに履くのも良いし、ジャケットスタイルにちょっとクラシックな合わせも楽しい。 女性の方はスカートやワンピースからパンツスタイルまでさまざまなスタイリングを楽しんでもらえるはずです。革靴においては製法や革のグレードは気になるポイント。 でも私たちの靴はそれを超越して、心地よく履けること、スタイリングする楽しみを感じていただけることを大切にしたプロダクトを目指しています。 FREDはまさにそんなモデルなんです。 是非一度手に取ってみて下さい。