第5弾は福岡県福岡市の「Boston&ReOlds 」シューエキスパートの吉冨氏と西上氏のお二人に語って頂きました。靴磨き職人として数々の靴を見てきた両名にとってのOriental とは…
-「Boston&ReOlds 」ではOriental の靴を販売して頂いておりますがOriental を取り扱うきっかけはどのようなものでしたか?
西上氏:お客様に提案したい靴を探している中で目に留まったがOriental でした。Instagramを拝見していてどれも雰囲気の良いプロダクトばかりだなと吉冨と話していた時にセールスの細見さんから連絡を頂きました。細見さんとは2020年の靴磨き選手権大会でご一緒したご縁もありましたので、是非お取組みしたいなと思いました。
-実際にOriental の靴を手に取った時の印象はいかがでしたか?
吉冨氏:一番は革質の良さですね。非常にきめ細かな銀面で経年変化が楽しみな靴だと思いました。「GINZA」ラストを初めて見た時に、国内にはない無い「括れ」と「甲の低さ」でありながら絶妙なラウンドトゥに感動しました。何処を見ても既製靴とは思えないクオリティーだと思いました。
西上氏:吉冨がいうように、私も革質の良さを感じました。革のラインナップも高級靴に使用されているものばかり。実際に磨いていてもクリームを塗った段階で光ってくれるのが分かりましたし、やはり素材が良いと長く大切にしたいと思います。尚且つデザインの良さも国内ブランドとは思えなかったのがOrientalの印象でした。
-実際に革の選定はとても拘っています。木型に関してもブランド立ち上げ当初から私たちが思う「フィッティング」と「デザイン性」の両立を追求した結果、Orientalらしさのある仕上がりになっていると感じています。
-お二人のおすすめのモデルは何ですか?
吉冨氏:私はHARTNETT 3ですね。一見普通のストレートチップですけど足入れすると心地良い。マイナーチェンジをしてアップデートを重ねてきたと聞いていますが、絶妙なバランス感ですよね。お客様にお勧めしてもフィッティングの良さに定評があります。当店のお客様はインポートの靴を愛用しいる方が多いので実際に足入れされると皆さん驚かれる方ばかりです。ちなみに私も驚かされたうちの一人です。
西上氏:私はパターンオーダー限定モデルのWINSTONです。サイドエラなのにスタイリッシュ。他の既製靴では見たことがないです。この靴を履いていると「これが欲しい」とお声掛けを頂くことが多いです。実際にイベントでもWINSTONは必ず注文いただくモデルです。Orientalの靴を一足履いて気に入った方に履いていただきたい、そんな一足です。
-今回の別注商品の仕上がりはいかがですか?
吉冨氏:最高です。このチャッカブーツは踵のステッチをダブルにしたり、紐のサイズを変更したり細かいとこを拘りました。このモデルはスティーブ・マックイーンが愛用していたマッドガードチャッカブーツを作りたいというところから始まりました。トゥも尖りすぎず、丸すぎず絶妙なバランスで仕上がったので満足しています。でも細見さんは大変だったと思いますが(笑)。
吉冨氏:Orientalさんの靴には作り手の意思が感じられます。靴を見ているとOrientalさんの好みが伝わりますし、らしさがある靴だと思います。国内ブランドだと良い意味で一味違うブランドだと思っているのでこれからも楽しみにしています。
西上氏:細見さんを含め相当な靴好きが集まっているんだろうなと感じるので、これから出てくるモデルも非常に楽しみにしています。
-ありがとうございます。これからもユーザーに思いが伝わるようなモデルを作っていきます。今回はありがとうございました。
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