2025AW Collectionの新作第1弾、#012 Plain toe Cordovanの新しいカラーを紹介いたします。
Cordovan black
Cordovan dark oak
012 Plain toe Cordovanは、新喜皮革のシン・コードバンを使用したモデルです。
2025秋冬からは、バーガンディとコニャックに加え、ブラックとダークオークの2色を追加して展開いたします。
シン・コードバンは、靴用に作られたコードバンでオイルとワックス量を従来の”オイルコードバン”よりも増やしているため、とてもしなやかにできており、最初から足馴染みが良く、皺入りも綺麗なのが特徴です。
着色はアニリン仕上げなので透明感があり、色味の奥行きを感じます。
ブラックは、元々ご要望も多く、ようやく販売スタートとなりました。
ダークオークは、ORIENTALが新喜皮革に別注した特別なカラーです。
元々シン・コードバンには既成のカラーリストがあるのですが、しっくりとくるダーク系のブラウンがなく、別注で制作する運びとなりました。
目指したブラウンは、少しスモーキーな色味のもの。
ただし前提として、濃い色味の方がスタイリングを引き締めるので、濃さとスモーキーさをできるだけ両立できるものです。
シン・コードバンは、2種類の染色工程を経て色付けされています。
1種類目は、革の内部まで染料を含浸させるものでベースとなる染色です。
2種類目は、革の表面に染料を乗せていく仕上げ染色です。
ダークオークは、1種類目の含浸染色を薄いナチュラルカラーにし、2種類目の仕上げ染色で濃いブラウンの染色を施しております。
そうすることで、一見新品状態ではダークブラウンに見えるのですが、履いていくとシワの部分の色が薄くなり、少しスモーキーな雰囲気が出ます。
写真ではわかりにくいですし、徐々に色抜けすることでより実感できるものです。
ダークオークは、服に合わせやすく豊かな表情を持ったカラーになっていると思います。
今回ブラックとダークオークに関しては、808HIという新しいラストを使用しました。
従来の808ラストは甲が低く、華奢な足の方に合いやすいものでしたが、808HIは、標準〜甲高の方でも合いやすい標準的な設計となっています。指周りはゆったりとし、甲周りは標準的な高さになっているので、より多くの人に合わせていただきやすくなりました。
足が薄くて華奢な方でも、タンパッドを使用したり、厚めの靴下を履くなど、フィット感を出す方法がありますので、お試しいただければと思います。
シン・コードバンの012プレーントゥは、これで4色展開となります。
ブラック、ダークオーク、バーガンディ、コニャック。
新品の状態から経年変化していくと色味の違いが顕著にでて、それぞれの奥行きを持ったカラーだと思います。
お好みに合わせて、お選びいただければと思います。
#012 Plain toe Cordovan(FG-3032)
Black / Dark oak
US 6.0(24.0)-US9.5(27.5)
¥104,500 +tax (2025年9月19日発売)