Vision

柔軟な感性とオーセンティック。
クオリティの追求。
ORIENTAL は革靴に新たな価値観を生み出します。

2016 年、私たちはドレスシューズのブランドとして「ORIENTAL」を立ち上げました。
クラシックファッションの世界で、日本のシューズブランドは欧州のブランドに比べると地位が低いことを課題に感じ、
それらと並び立つブランドを作り上げることを当初目標としていました。
世の中の情勢が大きく変化し、ライフスタイルが多様化する中で、自分たちの在り方について再考しました。
そもそも、革は丈夫で長持ちし、使用とともに変化し愛着を感じるもの。
靴は足を守り、外を歩く為に必要不可欠なもの、自分らしさを表現するファッションアイテムの一つ。
革靴の価値を考えたとき、クラシックファッションというフィールドだけでなく、 世代や性別、趣味嗜好やトレンドに囚われず、
もっと自由に、もっと日常的に革靴を履くことを普及させたい、と思いました。

“革靴をもっと日常に”

これが ORIENTAL のビジョンです。

Philosophy

私たちの靴づくりにおけるフィロソフィーは  “苦痛にならない革靴” を作ることです。
伝統的な革靴の製法とスタイルでありながら、マティリアルの選定にこだわり、
履き始めのフィーリングを大切にしています。

革靴に慣れない方でも永く愛用していただけること。
馴染みや履き味など革靴の楽しみ方を味わっていただけること。

ORIENTAL の革靴を履く全ての人が生活に欠かせないものになることを目指しています。

Collection

History

1957
オリエンタルシューズの創業者、松本常雄はビルマ(現ミャンマー)戦線をはじめ、先の大戦を経験しておりました。戦地では靴が無いことが原因となり命を落とした兵士を、目の当たりにしてきました。戦争が終わり、悲惨な体験のショックから立ち直った松本は、靴を作り社会に奉仕することが使命だと決心。一から靴作りを始めました。1957年には前身となる東洋製靴株式会社を設立し、広く靴の普及に努めていきました。
1964
1964年にはオリエンタルシューズへと社名を変更。欧米の機械を導入し、グッドイヤー製法やマッケイ製法による靴の生産を続けました。やがて技術力が認められ、イタリアやフランスなど欧米諸国のブランドと提携。各ブランドのエッセンスを吸収し、自社ブランドの靴作りのベースとなっていきました。その後も様々なブランドのOEMを手がけ、技術の幅を広げていきました。
2016
長年培ってきた技術を活かし、理想とする靴を作るため2016年にOrientalをスタート。ドレスシューズブランドとしての美しいフォルムや堅牢性はもちろん、履き心地の良さを常に考慮した靴作りを心がけています。例えば、ライフスタイルの変化によって変わった日本人の足型に合わせた木型設計や、ライニングの一部には足馴染みの良いディアスキンを採用することで履き始めから柔らかなフィット感を実現するなど、これまでの経験や技術や知識を集約した一足を生み出しています。このような靴作りの根底には「機能的で美しい靴が足を守り、生活を華やかにする」という、創業者・松本常雄の志が常に流れています。